最近読んだ『国産RPGクロニクル』が面白かった話

タイトルのとおりです。

2023年6月21日に発売された『国産RPGクロニクル(著:渡辺範明/イースト・プレス)』がなかなか面白かったです。

タイトルに「国産RPG」と書いてある割に登場する作品は絞られているんですが、その分当時の内情なんかにも触れつつ掘り下げていて、ちょうど同じ時代を生きていた僕には突き刺さりました。

今回はこの本の紹介とレビューをしていきたいと思います。

国産RPGクロニクル(著:渡辺範明/イースト・プレス)

書名国産RPGクロニクル
著者渡辺範明(ドロッセルマイヤーズ)
出版社イースト・プレス
発売日2023年6月21日
ページ数336ページ

著者はボードゲームメーカー「ドロッセルマイヤーズ」の渡辺範明さん。

もともとボードゲーム作家としては知っていましたが、元スクエニプロデューサーというのは今回初めて知りました。

余談ですがドロマイの『さんぽ神公式サイトは取り上げ荒れる機会も多いので、知ってる!って人もいるんじゃないでしょうか。

「国産RPGクロニクル」のおすすめポイント

本の流れとしては、国産RPGの2台巨頭「ドラクエ(以下DQ)」「ファイナルファンタジー(以下FF)」を中心に、ファミコン時代からスーパーファミコン・プレイステーション時代を経て、プレステ4時代までを振り返る内容になっています。

blogの冒頭で「登場する作品は絞られている」と書いたのは、この本に登場するRPG作品がほぼほぼDQ&FFの2シリーズだからです。

しかしながらその分掘り下げはされていて、当時のスクエニ社内の事情や雰囲気を織り交ぜつつ紹介しているのが良かったですね。

おそらくヘヴィゲーマーの方には既出な部分も多いんじゃないかなーと思います。

ただ、所謂『ゲーム史』のようなものは気にせずただただゲームを楽しんでいただけの僕みたいなライトゲーマーには、「なるほどー」「確かに当時の空気感はそうだったなー」と思わずうなずいてしまう内容でした。

各シリーズ各作品の紹介の仕方も上手くて、まだ未プレイのFF12,13なんかはこの本を読んで改めてプレイしてみたくなりましたね。

鳥嶋和彦氏との対談企画で、僕の大好きな『クロノトリガー』についてぶっちゃけ話を含めて語られているのも良かった。

ここだけでも読む価値はありました。(やっぱり「クロノクロス」は続編扱いじゃないんですね。)

本全体をとおして見ると、文章が非常に読みやすく、休憩せずに最後まで読み切れちゃうくらい軽いですね。

読書はちょっと苦手だな、という人でも問題なく読み切れる軽さじゃないでしょうか。

オススメです。

終わりに

今回は最近読んだ『国産RPGクロニクル』をご紹介しました。

DQやFFをメインに遊んで育った世代、30代~40代の方には特に刺さる本じゃないかなーと思います。

中でもDQ5~7、FF5~10を遊んでいた人はとても多いので、ここらへんの同世代の友達にちょっとマニアックなゲームトークをして、ちょっとだけドヤれたりもする……かも。

もし興味があったら是非是非読んでみてくださいね。


以上

面白かったです!オススメ!

著:渡辺範明
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