2022年7月のアップデートで、愛用している『Oura Ring3』がついに血中酸素飽和度の測定に対応しました。
血中酸素飽和度とは
仮に血中の全てのヘモグロビンと酸素が結合した時に結合可能な酸素の量に対する、測定時に血中のヘモグロビンに実際に結合していた酸素の量の比を、百分率で表したものである。SpO2と略されることもある。
引用元:wikipedia
概ね95%~99%が正常値とされていて、Oura Ringでは睡眠時のSpO2を測定してるみたいですね。
SpO2測定機能の実装は前から予告されていて、待っていた人も多いんじゃないでしょうか。
ノリヒロもそのうちの一人。待ち続けているうちにOura Ringを使用するようになってから半年以上が経ちました。
今回はOura Ringの特徴と半年使った使用感を正直ベースでご紹介します。
Oura Ringの特徴
とにかく軽い!違和感が無い着け心地
Apple Wtatchを始めとした腕時計型ガジェットとの明確な差はコレ。
指輪型なので日常生活のなかで違和感を感じることがほとんどありません。
特に水回りの作業をするときや寝るとき。
僕は結構神経質なタイプなので、水仕事をして腕時計と手首の間に水が溜まる感覚とか、寝てるときに腕に重みがある感覚がどうしても苦手。
Oura Ringはやや厚みがあるものの指輪とほぼほぼ同じ感覚で扱えるので、つけてることでのストレスというものを感じません。
これが指輪型の一番のメリットですね。
医療用レベルの高い精度の測定ができる
Oura Ringの睡眠トラッキング精度は睡眠ポリグラフ検査の誤差4%。この小さな指輪で、です。
専門家でないので細かいデータで説明できず申し訳ないのですが、僕の体感でみても精度は高く感じます。
例えばこのグラフ。
1時頃のところで覚醒になってるんですが、この時間、ちょうど隣のベッドで寝る奥さんが部屋に入ってきた時間なんですよね。
起き上がってはいないものの、ベッドの中で頭が少し覚醒したのを寝ぼけがちに覚えています。
そんな些細な覚醒状態を的確に拾っていく。これは驚きました。
また、体調不良の情報もしっかりキャッチしてくれます。
例えば以下。
コンディションスコアが【注意】になっており、心拍や体表温などが軒並み【注意】ですよね。
これ、新型コロナのワクチン接種した翌日のデータなんです。
体調は寝込むほどではないけどあまり良くなく、無理すれば会社に行けるくらい。
微妙な体調の悪さをしっかり見抜いてくれて、逆に安心しました。
充電が早く、バッテリーも比較的長持ち
トラッキングガジェットは普段から身に着けるものなので充電時間とバッテリーの長持ちは気になるところ。
バッテリー残量にもよりますが、充電時間は概ね1時間といったところ。
起床して会社に行くまでの隙間時間や、入浴時間なんかに充電することが多いです。
バッテリーも4,5日は連続使用可能。
個人的には1週間連続使用できると同じルーティンで充電できてありがたいんですが、これくらい持ってくれれば許容範囲内だと思います。
見た目がミニマルでかっこいい
普段から身に着けるということはオンオフ問わずファッションに馴染む必要があります。
Oura Ringの見た目ははややボリュームのある指輪。
ラウンドとフラットを組み合わせたミニマルなデザインがかっこいい!
余計な装飾がないおかげでギラギラせず、ビジネススタイルでも悪目立ちしないのがいいですねー。
ノリヒロの使用しているものは普通の『ブラック』ですが、『ステルス』モデルもいい感じ。
半年以上使用していますが塗装(?)のハゲもなく、クロスで拭いてやるとピカピカになるので安っぽさも感じません。
Oura Ringを実際に半年使った感想
ここからは僕が実際に使った感想を書いていきます。
まずOura Ringを運用するようになって明確に変わった点。
それは睡眠時間と入眠タイミングに対する意識です。
僕は平日は23時~24時の間に寝るようにしてるんですが、週末になると次の日に仕事がない油断からか夜更かしをしがちなんですよね。
Oura Ringはそんな夜更かしを見抜いて的確に指摘してきます。
少し余談ですが、ちょっと前に珍しく体調を崩して寝込んだ時期がありました。
ここ5,6年は体調を崩すことなんてなかったんですが、その原因は何だろうと思ったら長期連休で睡眠サイクルが乱れまくってた時期だったんですね。
Oura Ringもそれを警告してくれていたんですが、無視していた結果寝込むことに...。
そんなこともあって睡眠スコアを毎日チェックするようになり、睡眠時間と入眠タイミングを規則正しく維持する生活になりました。
もう一つは徒歩主体の生活に変わったこと。
Oura Ringではアクティビティも測定しているんですが、ここのスコアを高く保つのに最適なアクティビティが『ウォーキング』です。(ノリヒロの体感ですが。)
一日30分~1時間のウォーキングをする、もしくはまとまった時間が取れない場合は合計歩数を見ながらなるべく歩く距離を増やす。
こうすることでスコアを高く保てる=適度な運動を実践することができている、となります。
自分の一日の運動量ってなかなか定量的(数値で)に把握することってできないですよね。
一日仕事で疲れてクタクタになっていても、実際はそれほどの運動量はなくただ気疲れしているだけだったり...。
日々の運動量を数字で知ることで「今週はあまり体動かしてないから、土日はちょっとキツめの運動するか!」となるわけです。
といっても僕は「週末にがっつり運動!」とかはあまりしたくないので、片道15分の自転車通勤を徒歩に切り替えて毎日片道30分のウォーキングを実践しています。
Oura Ringはこんな人にオススメ
僕が思うOura Ringがオススメな人はこんな人。
- 自分の睡眠の質って実際にどうなのか知りたいなー
- 運動しなきゃだけどキツイのは嫌だから必要最低限がいいなー
- どうせならちょっとオシャレなガジェットがいいなー
- でも腕時計型みたいなゴテゴテしたのを24時間つけるのはちょっと…
スマートに自分の健康状態をトラッキングしたいなって人は、一度導入してみるといいんじゃないでしょうか。
終わりに
Oura Ringを半年間使った感想をまとめてみました。
299ドル(日本円換算だと円安の影響で高くなっちゃいましたね…)と安いとは言えないですが、個人的にはめちゃくちゃ満足度の高いガジェットです。
僕は普段は結婚指輪以外のアクセサリーはつけないんですが、ファッションのアクセントにさりげない指輪ってのは実に丁度いいなーと思ってます。
アクセサリーに恥ずかしさがある人でも「これはトラッカー、ガジェットだから!」っていう言い訳があるんで取り入れやすいんじゃないでしょうか。
以上、Oura Ringのレビューでした。