四角大輔『超ミニマル・ライフ』が面白かった話【レビュー】

2023年10月3日に発売された『超ミニマル・ライフ(著:四角大輔/ダイヤモンド社)』を読み終わりました。

これがなかなかに面白かったです。

Xのポストにもあるように、共感できる部分・出来ない部分はありましたが、満足度は概ね高いですね。

今回はこの本の紹介とレビューをしていきたいと思います。

超ミニマル・ライフ(著:四角大輔/ダイヤモンド社)

書名超ミニマル・ライフ
著者四角大輔
出版社ダイヤオンド社
発売日2023年10月3日
ページ数506ページ

著者は四角大輔さん。

ポスト資本主義を掲げ、ニュージーランドの湖畔の森で半自給自足なミニマルライフを営んでいる方です。

この『超ミニマル・ライフ』でも、そのライフスタイルの根底にある思想が、熱く厚く語られています。

『超ミニマル・ライフ』は2022年に刊行された『超ミニマル・主義』と対になっており、ライフスタイルにスポットを当て、理想の人生(本書では「Live small,Dream big(小さく生活し夢を大きく)」としている)を送るためのHowto本です。

506ページとかなり分厚いのですが、各メソッドが体系化されており理解はしやすいです。

僕は読み切るのに3日ほどかかりましたが、人によっては一気に読み切っちゃうんじゃないでしょうか。

僕が感じたおすすめなポイント・いまいちなポイントは以下になります。

「超ミニマル・ライフ」おすすめポイント

『超ミニマル・ライフ』は基本的に

  • パフォーマンスの最大化
  • 自由時間の最大化
  • 幸福度の最大化

を目指し、それらを達成するためにはどうすればいいか、その手法を解説しています。

具体的には「マインド」「体」「食事」「ストレス」「人間関係」「お金」をそれぞれ軽量化(超効率化)するためのメソッドが書かれているのですが、その中でも「体の軽量化」の部分はとても興味深かったです。

もともと僕自身「健康ってすべての礎だよなー」という思考の持ち主ですが、この本を読んでその考えがより深まりました。

特に運動の重要性は言わずもがなですが、実際はジムに行く時間も気力も無かったりするのが現実。

この本には「運動の重要性は理解しているが、実際に運動するのはめんどくさい」というまさに僕のような人向けに、超効率的なトレーニングの方法が紹介されています。

それは瞑想と運動を融合させたスロートレーニングの方法で、低強度かつ15分~30分程度で終わるため運動嫌いな僕でも取り入れやすく、実際に行った後は普段使わない関節や筋肉に確かな心地よさを感じました。

「体の軽量化」の他にも、「お金の軽量化」によるライフワークとライスワークの考え方など、読んでいて「なるほどなー」と思う内容がいくつもありましたね。

「超ミニマル・ライフ」のいまいちなポイント

いまいちに感じたポイントは、四角大輔さんの思想の圧力がなかなか強いなーという点。

  • 人類史250万年から見れば現代文明が確立したのは約100年前=たった数秒前だ
  • 幸福度が高かったとされる249万年前の狩猟生活こそが真のミニマルライフ
  • 余分・過剰を削ぎ落して原理に回帰し、人生の可能性を最高値まで引き出す

こんな論調が随所で出てくるんですが、僕にはちょっと壮大すぎて飲み込みにくいです。(とはいえ著者も、石器時代の生活に戻りましょう!なんてことは言ってませんよ)

豊かな現代文明を享受しながらストレスフリーに生きるためのライフスタイル=僕にとってのミニマルライフかなーと思っているので、人類史や狩猟生活や原理なんかはあまり響かないワードでしたね。

とはいえこういう自己啓発本は自分に合うメソッドだけ抜き出して使えばいいと思っているので、僕も含めミニマルライフを目指す多くの人にとって得るものが多い本であるのは間違いないと思います。

おわりに

今回は最近読んだ『超ミニマル・ライフ』をご紹介しました。

506ページの大ボリュームの中に、ミニマルに生きるヒントがギュッと詰まっている良著だと思います。

冒頭にも書いたように読みやすい本なので、まずはザッと流して読み、気になる部分を改めて重点的に読み込んで、実践に生かす使い方がオススメですね。

是非皆さんの書棚に加えてみてほしい一冊です。


以上

最近読んだ自己啓発本の中では断トツおススメ!

著:四角 大輔
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30代ミニマリストブロガー
少ない持ち物に囲まれて暮らす主夫
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