2023年4月、実家の父親が尿路結石になりました。
夜中に痛みで飛び起きて、そのまま救急車で搬送。
以前大腸がんをやっているのでその再発か、と思われましたが原因は尿路結石だったそうです。
本人にインタビューしたところ「ありえないくいら痛い」とのお言葉。
怖い…。
尿路結石とは
尿路結石とは
尿の通り道である腎臓・尿管・膀胱・尿道を尿路と言います。
尿の中に含まれているカルシウムやシュウ酸などが結晶化しこの尿路で結石ができることを尿路結石といいます。
腎臓にできるものを「腎結石」
尿管にできるものを「尿管結石」
膀胱にできるものを「膀胱結石」と言います。引用元 | 西南泌尿器科クリニック
症状としては背中から腰にかけて激痛が走り、血尿を伴うことがあります。
再発が多く5年間で30〜40%と言われています。
期間を限定しなければ80~90%再発すると報告されています。
説明を読んでるだけで痛い…。
尿路結石の原因
明確な要因は解っていませんが、日頃の食生活に大きく左右されるようです。
特にシュウ酸が多く含まれる食べ物(ほうれん草、たけのこ、さつまも、レタス、ブロッコリー、なす、ピーナッ ツ、未熟なパナナ、チョコなど)の食べすぎは注意が必要だそうな。
実は僕の妹も数年前に尿路結石になっています。
我が家は母親が結構健康志向な人でして、小さいころからやたらとほうれん草を食べさせれていたんですね。
それと因果関係は不明ですが、一家で2人の結石が発生したということもあり、生活習慣が原因の可能性が高そうなので見直さなきゃなーと思った次第です。
早速始めた尿路結石対策
人間には耐えがたい3つの痛み、3大激痛があるそうです。
痛風、虫垂炎、そして尿路結石。できればどれも経験したくないですよね。
出来る限り対策をしておこう、ということで以下の3つを始めました。
- 水分を意識的に摂取する
- 意識的に歩く量を増やす
- 食生活の見直し
それぞれについて詳しく見ていきます。
水分を意識的に摂取する
水分摂取量を増やすことで尿の濃度を引き下げ、結石ができにくい環境になります。
意識的に水(白湯)を飲み、一日に2リットル以上の水分を摂取できるようにしています。
ポイントは普段使ってる水筒やコップ1杯の量を把握しておくこと。
例えば僕の水筒は600ml、コップは360ml。
なので職場で水筒の水を飲み干し、家でコップ4~5杯程度の水分をとれば一日の摂取目安クリアです。
こんな風に、普段使うものの容量を把握しておけば、計画的に摂取目安を達成できますよ。
意識的に歩く量を増やす
「歩くことは人間にとって最良の薬である」。医学の祖、ヒポクラテスの言葉です。
ウォーキングは基本的にやり得で、結石関係なくやったほうがいい運動ですが、尿路結石の予防にも効果が期待できます。
歩くことで体が自然と上下し、その振動で結石が砕けて自然排石されやすくなるんですね。
激し運動をすると尿酸値が一時的に急上昇してしまう事もあるので、軽い有酸素運動であるウォーキングがオススメです。
食生活の見直し
ポイントはシュウ酸とカルシウム。
コーヒー、紅茶、緑茶、ほうれん草、バナナ、アーモンドと、普段僕が常飲常食している食べ物に多くのシュウ酸が含まれていることが分かりました。
他の栄養素との兼ね合いもあるのですべてをやめるわけにはいきませんが、以下に取り組んでいます。
- 常飲していた緑茶を麦茶に変更
- ほうれん草のおひたしを小松菜のおひたしに変更
- 紅茶はミルクをたっぷり目に入れてカルシウムと摂取
- コーヒーは一日一杯までに
加えて、献立を考える時にカルシウムも少し意識するようになりました。
おひたしに鰹節をかけたり、お味噌汁の具に積極的に海藻を使ったり、ですね。
終わりに
今回は尿路結石について、僕のしている予防なんかを交えて簡単にまとめてみました。
生活習慣に気を配ることで、ある程度は予防できる病気なのかなと思います。
冒頭でも書いたように、家族から2人も患者が出ているので僕も他人事じゃないなーと戦々恐々としています。
自炊をしている以上、栄養の偏りなんかは全部自分の匙加減。
自分も奥さんも健康で過ごせるよう栄養学なんかも勉強していこうと思った出来事でした。
以上